APA 形式(第7版)でレポートを書くには、表紙を設定し、読みやすいフォント、ダブルスペース、1インチの余白を使い、APA の見出しレベルで本文を構成し、本文中では著者の姓と年で出典を示し、引用したすべての情報源をぶら下げインデントつきの References ページに載せます。学生レポートはプロフェッショナルペーパーより簡単です。ランニングヘッドは不要で、担当教員が求めない限り、たいてい要旨も要りません。
このガイドでは、架空の例を使って各部分を順に説明します。授業の要件は一般的なルールより優先されるので、必ず先に担当教員の指示を確認してください。
ページの基本設定
書き始める前に文書の設定を正しくしておきましょう。あとから変えるのは面倒です。
| 設定 | APA 7 の学生レポート |
|---|---|
| 余白 | 上下左右すべて1インチ |
| フォント | 11ptの Calibri、Arial、Georgia、12ptの Times New Roman など、読みやすいフォント |
| 行間 | 表紙と参考文献も含め、全体をダブルスペース |
| 配置 | 左揃えで右端は不揃い(両端揃えにしない) |
| 段落の字下げ | 各段落の1行目を0.5インチ |
| ページ番号 | 表紙から始め、すべてのページの右上 |
| ランニングヘッド | 学生レポートでは不要 |
表紙
学生レポートの表紙には次の要素が入り、それぞれダブルスペースで1行ずつ、ページの上半分に中央揃えで配置します。
- レポートのタイトル:太字、タイトルケースで、上から3〜4行下げた位置。
- ダブルスペースの空行1行。
- 著者名。
- 所属:通常は学部と大学。
- 授業の番号と名称。
- 担当教員の名前:担当教員が好む形で。
- 提出日:自国で一般的な日付の書式で。
右上にページ番号「1」を入れます。
Community Gardens and Neighborhood Trust in Mid-Sized Cities
[空行]
Jordan A. Reyes
Department of Sociology, Lakeview State University
SOC 210: Urban Communities
Dr. Priya Malhotra
March 14, 2026
要旨(求められた場合のみ)
ほとんどの学生レポートに要旨は不要です。必要な場合は2ページ目に置きます。上部に太字の Abstract という見出しを中央揃えで置き、研究の問い、方法やアプローチ、主な結果、結論を要約した1段落を字下げなしで書きます。担当教員が設定した語数の上限を目安にしましょう。APA のプロフェッショナルペーパー向けの一般的な目安は短く、通常は多くても数百語です。
本文の1ページ目
本文は新しいページから始めます。上部にレポートの完全なタイトルを中央揃えの太字で繰り返し、そのすぐ下から序論を書き始めます。APA では冒頭の節が序論であるとみなすので、「Introduction」という見出しは付けません。
見出し
APA では最大5段階の見出しレベルを使います。ほとんどの学生レポートで必要なのはレベル1と2だけで、ときに3も使います。
| レベル | 書式 |
|---|---|
| 1 | 中央揃え、太字、タイトルケースの見出し |
| 2 | 左揃え、太字、タイトルケースの見出し |
| 3 | 左揃え、太字斜体、タイトルケースの見出し |
| 4 | 字下げ、太字、タイトルケースの見出しで、末尾にピリオド。本文は同じ行から始める。 |
| 5 | 字下げ、太字斜体、タイトルケースの見出しで、末尾にピリオド。本文は同じ行から始める。 |
Community Gardens and Neighborhood Trust in Mid-Sized Cities(タイトル。1ページ目で繰り返す)
Method(レベル1、中央揃え)
Participants(レベル2、左揃え)
Data Collection(レベル2、左揃え)
Interviews(レベル3、左揃え、太字斜体)
Surveys(レベル3、左揃え、太字斜体)
Results(レベル1、中央揃え)
Discussion(レベル1、中央揃え)
見出しは順番どおりに使いましょう。レベル1からレベル3に飛ばしてはいけません。また、そのレベルに少なくとも2つの小節がない限り、小見出しは使わないでください。
本文中の出典
APA は著者・年方式を使います。引用、言い換え、要約したすべての情報源に本文中の出典が必要で、本文中のすべての出典は References ページの項目と対応していなければなりません。
基本の書式
以下の例文は、英語の書式をそのまま示しています。
- 括弧型: Urban gardens can strengthen ties between neighbors (Okafor, 2021).
- 叙述型: Okafor (2021) found that urban gardens strengthened ties between neighbors.
著者の人数
| 著者 | 括弧型 | 叙述型 |
|---|---|---|
| 1人 | (Okafor, 2021) | Okafor (2021) |
| 2人 | (Okafor & Lindqvist, 2021) | Okafor and Lindqvist (2021) |
| 3人以上 | (Okafor et al., 2021) | Okafor et al. (2021) |
| 団体著者 | (City Planning Council, 2020) | City Planning Council (2020) |
括弧内ではアンパサンド(&)、叙述型では「and」を使う点に注意しましょう。
引用
直接引用には、ページ番号などの位置情報が必要です。
Okafor (2021) described the gardens as "the only place on the block where strangers lingered" (p. 112).
多くのウェブページのようにページ番号がない情報源では、可能なら段落番号や節の名前を使います。たとえば (Okafor, 2021, para. 4) です。
40語以上の引用はブロック引用にします。改行して0.5インチ字下げし、引用符は付けず、最後の句読点のあとに出典を置きます。
著者がない場合、日付がない場合
著者がない場合は、著者の代わりにタイトル(長ければ短縮)を使います。日付がない場合は「n.d.」と書きます。詳しくは、著者のない情報源の本文中の出典のガイドをご覧ください。
APA 引用生成ツールAPA 第7版の参考文献と本文中引用References ページ
参考文献リストは、本文のあとの新しいページから始めます。
- 上部に太字の References という見出しを中央揃えで置く。
- すべての項目をダブルスペースにする。
- 0.5インチのぶら下げインデントを使う(1行目は左揃え、2行目以降を字下げ)。
- 筆頭著者の姓のアルファベット順に並べる。
- 実際に引用した情報源だけを含める。
よくある参考文献の書式(架空の例)
Journal article
Okafor, N. C., & Lindqvist, E. (2021). Shared plots, shared lives: Community gardens and social ties. Journal of Urban Social Research, 14(2), 101–118. https://doi.org/10.0000/jusr.2021.0142
Book
Malik, H. (2019). Green neighborhoods: Planning for people (2nd ed.). Riverbend Press.
Chapter in an edited book
Santos, L. (2020). Gardens as civic space. In R. Ito & K. Bauer (Eds.), The everyday city (pp. 45–67). Harbor Academic.
Web page
City Planning Council. (2020, June 3). Community garden permit guidelines. https://www.example.org/garden-permits
注目すべきパターンは次のとおりです。
- 論文と書籍のタイトルはセンテンスケースを使います(大文字にするのは最初の語、コロンのあとの最初の語、固有名詞だけ)。
- 学術誌名と巻数は斜体にし、括弧内の号数は斜体にしません。
- DOI がある場合は、リンクとして記載します。
- 内容が変わることを前提としていて閲覧日を記載する場合を除き、URL の前に「Retrieved from」は書きません。
そのほかの書式の細部
- 表と図: それぞれ太字の番号(Table 1、Figure 1)を付け、その下にタイトルケースの斜体のタイトルを置き、必要なら下に注記を加えます。
- 数字: 一般に0〜9は英単語でつづり、10以上は数字で書きます。ただし測定値、パーセント、統計などの例外があります。
- 偏りのない言葉: APA は、人を具体的で敬意ある言葉で表し、説明される集団の希望に従うよう書き手に求めています。
- 付録: 担当教員が認める場合、References ページのあとに置きます。
最終チェックリスト
- 表紙に、タイトル、自分の名前、所属、授業、担当教員、日付がある。
- すべてのページの右上にページ番号がある。
- 全体がダブルスペースで、1インチの余白と統一されたフォントになっている。
- 本文の1ページ目でタイトルが太字で繰り返されている。
- 見出しが APA のレベルに順番どおり従っている。
- すべての引用、言い換え、要約に本文中の出典がある。
- 本文中のすべての出典が参考文献の項目と対応し、その逆も成り立つ。
- 参考文献がアルファベット順で、ダブルスペース、ぶら下げインデントになっている。
- 名前、年、タイトル、DOI を校正した。
出典の小さなミスを直すには、本文中の出典によくある誤りのリストが最終チェックに役立ちます。
まとめ
- APA 7 の学生レポートには、表紙、ページ番号、ダブルスペース、1インチの余白、読みやすいフォントが必要ですが、ランニングヘッドは不要です。
- APA の見出しレベルは順番どおりに使いましょう。ほとんどのレポートで必要なのはレベル1と2だけです。
- 借りたアイデアにはすべて著者と年で出典を示し、引用にはページ番号を加えましょう。
- References ページでは、ぶら下げインデント、アルファベット順、センテンスケースのタイトルを使います。
- 担当教員の要件が常に最優先です。