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文章

ChatGPT の引用方法:APA・MLA・Chicago

ChatGPT などの AI を APA・MLA・Chicago で引用する方法、プロンプトの書き方、AI 利用の開示、AI を出典にすべきでない場面を解説。

執筆:ZeroTell Editorial Team約 7 分で読めます

このページの内容
  1. まず:そもそも ChatGPT を引用すべきか?
  2. APA 第7版
  3. MLA 第9版
  4. Chicago スタイル
  5. ほかの AI ツールを引用する
  6. 引用以外の AI 利用を開示する
  7. まとめ

ChatGPT を引用するには、ツールを作っている企業を著者(APA)または発行者(MLA)とし、ツール名とバージョン、日付(APA ではバージョンの年、MLA と Chicago では会話の日付)、URL を記載して、入力したプロンプトを説明します。APA では OpenAI を著者の位置に置き、[Large language model] という説明を付けます。MLA では、ツールを著者として扱わないため、タイトルの代わりにプロンプトの説明から始めます。Chicago では、AI の出力は一般に参考文献リストではなく注で引用します。

生成 AI の引用に関するガイダンスはまだ比較的新しく、ツールの変化に合わせて更新されてきました。以下の書式は APA、MLA、Chicago が公表している一般的な考え方に沿っていますが、提出前には必ずスタイルガイドの最新版と教員の指示を確認してください。なお、引用の書式は英語のスタイル規則なので、例は英語のまま掲載しています。

まず:そもそも ChatGPT を引用すべきか?

書式を考える前に、2つのことを確認しましょう。

この課題で AI の利用は認められているか? 方針は学校、授業、さらには課題によっても異なります。教員が使わないよう指示しているなら、ツールを引用してもその利用が認められるわけではありません。

ChatGPT は適切な情報源か? チャットボットはパターンに基づいて文章を生成します。データベースのように事実を調べるわけではなく、誤りや存在しない参考文献を出すことがあります。ChatGPT の回答を事実に関する主張の根拠として使うなら、信頼できる出版物を探し、代わりにそれを引用しましょう。ChatGPT を引用するのは、AI の出力そのものを論じたり、引用したり、分析したりする場合か、教員から使い方を記録するよう求められた場合です。

APA 第7版

APA が公表している考え方では、AI の開発元を著者、特定のツールをタイトルとして扱い、その後にバージョンと角括弧付きの説明を続けます。

Company. (Year). Name of tool (Version) [Large language model]. URL

APA:参考文献リストの項目

OpenAI. (2026). ChatGPT (Version used, e.g., a dated release) [Large language model]. https://chatgpt.com

In-text: (OpenAI, 2026) or OpenAI (2026)

画面にバージョンやモデル名が表示されている場合は、タイトルの後の括弧内に入れます。表示されていない場合は、ヘルプやリリースノートのページを確認し、見つかったバージョン名や日付を使いましょう。それでもわからなければ、教員の指示に従ってください。

APA は、読み手があなたの会話を参照できないため、本文中でプロンプトを説明することも推奨しています。次の例は英語の本文での書き方です。

APA:本文中でプロンプトを説明する

When prompted with "Summarize the main arguments for later high school start times," the ChatGPT-generated text listed adolescent sleep patterns, classroom attention and student driving safety (OpenAI, 2026).

やり取りが長い場合、APA は、生成された内容を読み手が正確に確認できるよう、プロンプトと回答の全文を付録やオンラインの補足資料に載せることを提案しています。

AI の出力を引用するときは、ほかの引用と同じように扱います。短い一節には引用符を、40語以上ならブロック引用を使いましょう。

MLA 第9版

MLA が公表しているガイダンスでは、AI ツールを著者として扱いません。代わりに、生成された内容の説明(通常はプロンプトに基づくもの)を引用符で囲んで項目の先頭に置きます。ツール名はコンテナとなり、その後にバージョン、発行者としての企業、会話の日付、URL が続きます。

"Description of prompt" prompt. Name of tool, version, Company, Day Month Year, URL.

MLA:引用文献リストの項目

"Summarize the main arguments for later high school start times" prompt. ChatGPT, version noted in the interface, OpenAI, 9 Oct. 2026, chatgpt.com.

In-text: ("Summarize the main arguments")

本文中の出典表示には、引用文献リストの項目の最初の語に合わせて、プロンプトの説明を短縮した形を使います。文中でツールとプロンプトに触れているなら、括弧内の表示は短くしても、省略しても構いません。

MLA はさらに、次のことも勧めています。

  • AI が生成した内容を言い換えたり、引用したり、作品に含めたりするたびに出典を示す。
  • 編集や翻訳など、機能的な AI の利用は、必要に応じて注や本文で明記する。
  • 生成された引用は誤っていたり捏造されていたりすることがあるため、AI ツールが示した情報源を確認する。

引用生成ツールは URL、DOI、ISBN から情報源を検索する仕組みで、AI ツール用の資料タイプはありません。AI の引用に必要な要素(企業、ツール、バージョン、日付、プロンプト)は手動で入力してください。

引用生成ツールAPA、MLA、Chicago など

Chicago スタイル

Chicago が公表している考え方では、AI が生成した文章は通常、注で引用するか本文中で言及し、参考文献リストには加えません。読み手がその会話を参照できないためです。

Chicago:脚注(本文でプロンプトに触れていない場合)
  1. ChatGPT, response to "Summarize the main arguments for later high school start times," OpenAI, October 9, 2026.

すでに文中でプロンプトを述べている場合は、注を短くできます。

Chicago:脚注(本文でプロンプトを説明している場合)
  1. Text generated by ChatGPT, OpenAI, October 9, 2026, https://chatgpt.com.

教員が参考文献リストへの記載を求めている場合や、著者・年方式を使っている場合は、AI の出力をどう記載すべきか確認しましょう。一貫性のために項目を立てることを好む教員もいますし、AI に関する Chicago のガイダンスは今後見直される可能性もあります。

ほかの AI ツールを引用する

どの生成 AI ツールにも同じパターンが使えます。

要素APAMLAChicago
先頭に来るものツールを作っている企業プロンプトの説明(注の中で)ツール名、または "Text generated by" +ツール名
ツール名タイトルの位置、斜体コンテナ、斜体"generated by" の後
バージョンタイトルの後の括弧内コンテナの後任意
日付バージョンの年会話の日付会話の日付
参考文献リストへの記載ありあり通常はなし

画像生成ツールの場合は、画像を生成したプロンプトを説明し、同じ構成に従って説明部分を調整します(たとえば APA なら、教員がその表現を認めていれば [AI-generated image] とします)。

引用以外の AI 利用を開示する

引用でカバーされるのは、引用したり言い換えたりした文章です。多くの学校は、アウトライン作成、ブレインストーミング、文法の修正、翻訳など、それ以外の AI の支援についても開示を求めています。短い開示文は、たとえば次のようになります。

AI 利用の開示文の例

このエッセイでは、考えられる反論をブレインストーミングするためと、最終稿の文法を確認するために ChatGPT(OpenAI)を使用しました。論点、分析、情報源はすべて私自身によるものであり、事実に関するすべての主張は参考文献に挙げた情報源で確認しました。

これは教員が指定する場所に入れましょう。脚注、謝辞の行、末尾の注などです。作業の進め方を示す必要が出たときのために、プロンプトと下書きは保存しておきましょう。

まとめ

  • まず授業の AI の方針を確認しましょう。引用しても、禁止された利用が認められるわけではありません。
  • APA:企業を著者、ツール名をタイトルとし、バージョン、[Large language model]、URL を記載。プロンプトは本文中で説明します。
  • MLA:プロンプトの説明を先頭に、ツールをコンテナとし、バージョン、企業、日付、URL を記載します。
  • Chicago:通常は注のみで、ツール、企業、日付、プロンプトを記載します。
  • AI の出力は根拠ではなく手がかりとして使い、事実には実在する情報源を引用しましょう。

どこまでが許されるのかについては、ChatGPT の利用は盗用か?と学術的誠実性に反せずに AI を使う方法もご覧ください。

よくある質問

APA の引用では ChatGPT が著者になりますか?

いいえ。APA が公表しているガイダンスでは、ツールを作っている企業を著者として扱います。そのため参考文献は OpenAI から始まり、タイトルの位置にツール名、バージョン、そして [Large language model] という説明が入ります。

事実の情報源として ChatGPT を引用できますか?

避けたほうがよいでしょう。チャットボットは、自信ありげに誤った記述や架空の参考文献を出すことがあります。AI の出力は出発点として使い、含める事実については信頼できる出版物を探して、それを引用しましょう。

ブレインストーミングにしか使っていなくても ChatGPT を引用する必要がありますか?

スタイルガイドが重視しているのは、出力を引用したり言い換えたりした場合の出典表示です。ブレインストーミングや編集など、それ以外の利用の開示は教員や所属機関が定めます。授業の方針を確認しましょう。AI の使い方を短く説明するよう求めるところもあります。

Gemini、Claude、Copilot などほかの AI ツールはどう引用しますか?

同じパターンを使います。企業を著者(APA)または発行者(MLA)とし、ツール名、わかればバージョン、日付、URL を記載します。プロンプトは、スタイルに応じて本文中または引用の中で説明します。

自分の文章で試してみましょう

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